陸上のアジア選手権(タイ・バンコク)の女子3段跳びで金メダルを獲得した森本麻里子(28=内田建設AC)が15日、羽田空港に帰国し、代表入りが濃厚な8月の世界選手権(ブダペスト)へ意気込んだ。

12日のアジア選手権で14メートル06を記録し、初出場初優勝を飾った。6月の日本選手権で日本新記録となる14メートル16をマークするなど、波に乗っている。「基礎体力や自分のベースが上がっている」と成長を実感する。

今大会では、同じ大阪出身で親交のある秦澄美鈴(27=シバタ工業)が女子走り幅跳びで6メートル97を記録。17年ぶりに日本記録を更新するビッグジャンプを見届けた。「踏み切りがガツーンと。本当に感動して、鳥肌が立ちました」。躍動する友人の姿に「自分も自己ベストを更新していきたい」と奮い立った。

森本は世界ランキングにより、1カ月後の世界選手権代表入りが確実視されている。

「助走は日本選手権のほうが駆け上がりがよかった。ジャンプまでのスピードが落ちなかったのは日本選手権なので、そこを世界選手権までにクリアしたい」

自身初の世界舞台でも、思いきり跳んでみせる。