陸上女子のドルーリー朱瑛里(15=津山高1年)が女子1500メートル決勝に出場し、高校1年の歴代最高となる4分15秒50の3位だった。

「勝ちにこだわりながらタイムも出せたらいいかなと思っていたので、出せて良かったです」

首位走者の400メートル1分5秒のハイペースに食らいつき、3~4番手を維持。約700メートルを過ぎたあたりからトップ2選手に離されたが、残り約200メートルでスパートをかけ、2位のジェシンタ・ニョカビ(白鵬女2年)にも迫る力強い走りでフィニッシュした。

初の大舞台で決勝を走った15歳は「成果を発揮できたので良かった」とコメント。それでも、ラストの直線を振り返り「もうひとつ順位を上げられたかもしれないという悔しさが残った」と悔しげ。「ラストスパートを、大会で通用できるように鍛えていきたい」と、結果を発奮材料にした。

ドルーリーは、今年1月の全国都道府県対抗駅伝で3区(3キロ)を走り、区間新の9分2秒を記録。17人抜きを演じ、注目を集めた。2日の予選でも、初出場ながら、4組に登場して4分20秒53の同組1着、全体2番目で決勝に進出。実力を見せつけた。

優勝は、カリバ・カロライン(神村学園3年)で、記録は4分6秒54。06年に小林祐梨子が記録した大会記録(4分7秒86)を更新した。大会連覇を果たし「予定通りできました」とにっこり。加えて、5日に出場予定の女子3000メートル予選に向けて「3000メートルでも自己ベストを目指したい」と意気込んだ。