藤井菜々子(24=エディオン)は1時間30分10秒の14位に終わり、3大会連続入賞を逃した。

3キロすぎから7~9人で構成される先頭集団が飛び出し、藤井は2位集団で追いかけた。しかし12キロすぎから遅れはじめ、12番目で粘るも、残り5キロでさらに2人に抜かれた。

19年大会(ドーハ)で7位入賞。21年東京オリンピック(五輪)は13位に終わったが、22年大会(米オレゴン州)は前回から1つ順位を上げて日本人過去最高タイの6位と2大会連続で入賞。今年2月の日本選手権20キロで2年ぶりに優勝し、今大会は前回大会を上回る成績を期待されていた。

優勝したマリア・ペレス(スペイン)のタイムは1時間25分30秒。8位のタイムは1時間28分36秒で藤井の自己ベストを上回っていた。

前日19日には複数メダルも期待された男子も20キロで入賞を逃した。1年後のパリ・オリンピック(五輪)を控えて、男女とも世界との差を突き付けられた。

初出場の柳井綾音(19=立命大)は1時間34分59秒で31位。同じく初出場の梅野倖子(20=順大)は1時間36分52秒で36位だった。