日本代表が男子400メートルリレー予選で37秒71の1組3着となり、8チームによる決勝へ駒を進めた。1位が米国、2位がジャマイカだった。

日本は1走から坂井隆一郎(25=大阪ガス)、柳田大輝(20=東洋大)、小池祐貴(28=住友電工)とつなぎ、4走はサニブラウン・ハキーム(24=東レ)。サニブラウンは銅メダルを獲得した19年世界選手権ドーハ大会以来の出場でアンカーを務め、3着でバトンを受けると猛然と追い込み、僅差で3着となった。

レース後は「もっと前でもらえるかな、予選は流せるのかなって思っていたので」と冗談交じりの笑み。出場を決断したのは6位入賞した20日(日本時間21日)の100メートル決勝後で「足も痛くなかったので。リレーは去年悔しかったので、今年は勝ちたい」と闘志を燃やした。

日本は7月23日のダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会で400メートルリレーに出場し、37秒80で優勝。昨夏のオレゴン大会ではバトンミスにより、予選で失格となったが、2大会ぶりの決勝進出を決めた。

決勝は27日午後9時40分(日本時間午前4時40分)から行われる。

〈1走〉坂井 「去年の世界陸上ではリレーで本当に悔しい思いをしたので、今回、とりあえずなんですけど予選通過することができて、ほんとに良かったなっていうのと、ホッとしてます」

〈2走〉柳田 「まだ余裕も少しはあるので、勝でもっとタイム縮められればいいかなと思います」

〈3走〉小池 「もうちょい余裕持って渡せるはずなので、もう少しバトンの流れだったりだとか、個々の加速のところをちゃんと本来の走りができれば、もっと余裕もって4走に渡せると思うんで、決勝はそこ、修正していければいいかなと思います」

〈4走〉サニブラウン 「(決勝は)しっかり回してくれると思うんで、自分のところまでは。もらったら、全力で走るだけかなと思います」