日本記録保持者の三浦龍司(21=順天堂大)が世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)に出場し、8分18秒32で7位となった。

前半は中位につけ、上位のアフリカ勢を後方から追う展開で入った。1600メートル以降では一時的に上位集団へ食い込んだが、残り2周で第1集団から離された。最後は粘りの走りで、今季5度目の8分10秒台を記録した。

優勝は世界大会3連覇中のソフィアン・エルバカリ(モロッコ)で8分10秒31だった。

三浦は6月のDL・パリ大会で日本新記録となる8分9秒91をマークした。8月の世界選手権(ブダペスト)では同種目で日本勢過去最高となる6位入賞。予選敗退となった22年オレゴン大会から成長を示し、「入賞して、こうやって悔しいと言えることのほうが幸せだと思う」と話していた。