泉谷駿介(23=住友電工)が世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ(DL)の年間上位者で争うファイナルに初出場し、13秒10(追い風0・9メートル)で4位に入った。ハンズル・パーチメント(33=ジャマイカ)が12秒93で優勝した。

7レーンの泉谷はスタートから好位置につけ、中盤へ。5レーンのハンズルと6レーンのホロウェイ(米国)に先行される中、後半も粘りの走りをみせた。3位まで0・03秒差でフィニッシュ。初出場となった世界最高峰の舞台で、表彰台入りまであと1歩へと迫った。

今季は6月上旬の日本選手権で日本新記録となる13秒04をマーク。その後は同30日のDL・ローザンヌ大会で優勝すると、7月23日のDL・ロンドン大会で13秒06を記録した。8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)では同種目日本勢初の決勝進出。13秒19で5位入賞を果たしていた。

◆泉谷駿介(いずみや・しゅんすけ)2000年(平12)1月26日、神奈川県生まれ。横浜市立緑が丘中、武相高を経て、18年に順大へ進学。22年に住友電工入社。21年日本選手権で日本人初の13秒0台(13秒06)で東京五輪代表入り。五輪は同種目日本勢57年ぶりの準決勝進出。22年世界選手権は準決勝敗退。23年6月の日本選手権で日本新記録(13秒04)樹立。同8月の世界選手権で同種目日本勢初の決勝進出を果たし、5位入賞。好物はコーヒー。