第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)の予選会が14日、東京・立川市で開催される。

本来は関東の大学にのみ参加資格が与えられる大会だが、今回は記念大会として出場資格が全国に拡大。関西からは、立命館大、大阪経済大、京産大、放送大関西の4校がエントリーして、強豪がひしめく大舞台に挑む。

   ◇   ◇   ◇

6月の全日本関西地区予選会でトップ通過した大阪経済大は、9月27日に予選会出場を正式表明した。

同大学のスタンスは「経験の場」。今春の時点では第一の目標に据える出雲、全日本に出場できなかった際の「保険」とも考えていた。両大会への出場が確定したことで、11月の関西学生と合わせた3つの駅伝がチーム目標に定まった。

予選会では「主力以外」の選手が、出走する。

「これ(予選会)に出ることで、来年の出雲とか全日本につなげてほしい」。堀拓海副主将(4年)はその思いから自ら予選会組の招集活動を行った。箱根予選会チームの“キャプテン”も兼ねる4年生の声かけによって、9月にようやく出場する12人を集めた。

当日はしっかり準備してきたメンバーが、普段味わえない大舞台の雰囲気を存分に吸収して、来年以降に向けた成長の材料にする。

◆箱根駅伝予選会 14日午前9時35分号砲。東京・陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、国営昭和記念公園でゴールのハーフマラソン(21・0975キロ)で行う。各校14人までの登録選手のうち10~12人が走り、チーム上位10人の合計タイムで争う。記念大会の今年は本戦出場枠が10→13に拡大。出場資格が「関東学生連盟」から「日本学生連合」となり、全国に門戸が開かれた。史上最多57校、関東学連以外は11校が参加。