名城大が前人未到の7連覇を達成した。通算8度目の日本一となった。記録は2時間4分29秒だった。2位は大東大、3位は立命大でともに記録は2時間5分21秒だった。4位は城西大、5位は日体大、6位は大阪学院大、7位は関西大、8位は東北福祉大。この8チームがシード権を獲得した。

名城大は、1区で米沢奈々香(2年)が立命館大から3秒遅れの2位と好位置に付けた。2区の力丸楓(1年)はいったん立命館大を逆転したが、再び抜かれて2位。3区の石松愛朱加(2年)が2キロで首位に並び、3・5キロから引き離してトップに立った。石松は区間賞の力走だった。

4区の藪谷奈瑠(1年)は危なげない走りで独走。5区でエースの原田紗希(2年)が9・2キロの最長区間を安定した走りで首位をキープ。大東大のケニア人留学生ワンジルの追い上げを受けたが、15秒差を守って最終6区を谷本七星(3年)にリレーした。

過去2大会は4区で連続区間賞に輝いた実力派ランナーは、追いすがる立命館大と大東大を寄せ付けず逃げ切り。歓喜のゴールテープを切った。

前回優勝メンバーから山本有真(現・積水化学)と小林成美(現・三井住友海上)が抜けたが、力丸と藪谷の1年生2人がカバー。女王は揺るがなかった。

この夏場までチーム状態は上がらず、7連覇へ不安しかなかったという。米田勝朗監督は「何度もあきらめそうになったけど、学生たちがあきらめなかった。私が予想していた以上に学生が走ってくれた」とたたえた。