8月の世界選手権(ブダペスト)男子5000メートル代表の富士通・塩尻和也(26=順天堂大)が4区(9・5キロ)で27分09秒をマークし、区間賞を獲得した。

先頭と10秒差でタスキを受けると、淡々とペースを刻んだ。一気にトップへ順位を押し上げ、2位と11秒差をつけてタスキ渡し。4年連続で箱根駅伝に出場し、3000メートル障害や5000メートルなどのトラック種目でも日本の陸上界を引っ張る男が存在感を示し、チームの4連覇へ弾みをつけた。

2位は実業団1年目のロジスティード四釜峻佑(22=順天堂大)が入った。今年1月の箱根駅伝で5区区間2位と好走したルーキーが、27分19秒をマーク。塩尻に続き、順大勢が区間ワンツーの走りをみせた。

東日本実業団対抗駅伝には36チームが出場。上位12チームに加え、10月15日開催のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場資格選手を擁するチームは完走を条件に、来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の出場権を獲得できる。