8月の世界選手権代表の田澤廉(23=トヨタ自動車)は、自己記録を更新する27分22秒31で4位だった。

先頭集団でレースを進めたが、8000メートル付近で優勝した塩尻和也(富士通)、太田智樹(トヨタ自動車)、相澤晃(旭化成)との4人の争いについていけず。「ちょっと自分、育ってないって。試合に出過ぎて強化期間が少なく、練習できなくて。まあ、自分の中では変わってないだろうなと思ってたんですけど。ちょっと自己ベスト出してますけど、あんま変わんないぐらいかな」と口元を結んだ。

9000メートル過ぎには、「また腰が痛くなって」と苦笑。駒大時代の21年に記録した27分23秒44を1秒ほど更新した結果を受けて、「ま、やってきてることはやっぱり間違ってないのかな。やっぱここでしっかり強化期間作れれば、これから上に登っていけるって感覚はあるので」と見定めた。