全国高校駅伝(24日、たけびしスタジアム京都発着、男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)に新潟県勢は男女計3校が出場する。35回記念大会の女子は県大会優勝の3年ぶり10度目出場の新潟明訓が総力戦で15位以内を目指す。帝京長岡は北信越大会4位で記念大会枠の北信越代表として初めて都大路を走る。

【新潟明訓】

念願だった「都大路」への出場に選手たちの真剣なまなざしが光る。主将の黒谷望美(3年)は「出て終わりじゃない。目標は15位以内で1時間10分を切る。もう1度、記録を塗り替える」。11月1日の新潟県大会では、1時間11分15秒で県高校最高記録を26年ぶりに塗り替えて優勝した。チームは県大会の記録をさらに更新する「自分たち超え」を据えた。

チームをけん引するのは橋本和叶(2年)。県大会では1区(6キロ)を走り、レース序盤から2位集団を置き去りにぶっちぎったスピードスター。都大路での1区(6キロ)は中間点から上り坂となるが、「(坂は)あまり得意ではないが、ずっと意識してきた。プレッシャーを力に変えたい」と本番をイメージする。1年生ランナーの石川桃子も「(橋本)和叶さんが作った流れを止めちゃいけないし、いい流れで(タスキを)つないでいきたい」と意気込む。

着実に力をつけてきた。今年から朝練を2回取り入れ、月300キロだった距離を倍の600キロまで増やした。寺木みのり(3年)は「ここからが勝負。目標に向かって気持ちを高めていきたい」とチーム一丸で全国に挑む。【大島享也】

 

【帝京長岡】

メンバーは上り調子で都大路に初挑戦する。11月1日の新潟県大会は1時間14分33秒の2位。同19日の北信越大会(富山)では1時間14分2秒で各県の優勝校を除いた中で最上位の4位に入り、全国大会出場を決めた。今月2日の日体大記録会ではメンバーほぼ全員が3000メートルの自己ベストをマークとチーム全体で記録を上げてきた。

「少しずつ都大路を走る実感が湧いてきた」。村山愛純美主将(3年)は好ムードで京都に入ることを楽しみにしている。巻口実監督(69)は「県大会が終わってから、みんな欲が出てきた」と選手の意欲を感じており、「目標は1時間12分30秒」と記録更新をメンバーに求めた。

陸上部員だけで駅伝メンバーを構成できるようになったのは昨年から。その前は他部からの助っ人の力を借りた。今年はケニアからの留学生、パウリン・ワンジク(1年)、ミリアム・チェップキルイー(1年)が安定しており、全体的な底上げができた。

3年生は村山主将と相浦小姫の2人も、下級生から提案があるなど結束は固い。「私たちは挑戦者。練習の成果を出し切りたい」。村山主将は一丸で走り切ることを誓った。【斎藤慎一郎】