日本記録保持者でパリ五輪代表の福部真子(29=日本建設工業)は、9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(12秒73)に100分の1秒届かなかった。12秒74(向かい風1・1メートル)で2位。「今日は世界選手権に向けてチャレンジするラストにしようと思って挑んだけど…」と涙で声を詰まらせた。
昨秋に高熱に悩まされる「菊池病」を患い、今季も体調不良が続く。膝もアキレス腱(けん)も痛めており、「トリプルパンチ」と表現する。その中でシーズンベストは記録したものの「これ(病気)がなければ12秒5台も出せてたのかなと思うと、走れば走るほど悔しい」と最後まで表情が晴れることはなかった。
8月24日までに参加標準記録(12秒73)を突破すれば、2大会ぶり2度目の出場権を獲得できる。だが、「気持ちは走りたいけど、体が言うことを利いてくれない」と29歳。今後については「もう1回自己ベストあたりを狙っていけるのかなって、コーチと話し合って考えようと思う」と話すにとどめた。

