初出場の近藤亮太(25=三菱重工)が日本勢トップの11位となった。

2時間10分53秒でフィニッシュし「20キロぐらいからずっと脚はきつくて、何回も離れそうになった時に、耳が割れるような応援が背中を押してくれて、諦めそうになる時、いろいろな人の顔が浮かびました。1つでも前の順位へ、1つでも前へと徹底して、最後は自分に勝つということを自分に課して、最後のゴールを目指しました」と振り返った。

前代未聞のフライングによってスタートがやり直しとなった中、近藤は序盤から先頭集団につけた。24キロ以降で一部の有力選手が遅れ始めたが、前方でレースを進めた。

31・5キロではペースアップした集団から離されかけたが、粘りの走りで再び先頭集団へ。曲路のコースではあえて集団から離れた位置で走り、最短距離で走るように工夫。自身2度目のフルマラソンながら、随所にクレバーさも見せた。

進学校の長崎県立島原高校時代には、全国高校総体(インターハイ)や全国高校駅伝への出場経験がなく、順天堂大でも4年時に唯一出走した22年箱根駅伝で10区区間14位の成績を残したのみだった。

それでも地元・長崎を拠点とする三菱重工に入社し、徐々に才能が開花。今年2月の大阪マラソンでは初マラソン日本人最高記録の2時間5分39秒をマークしていた。

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