初出場の斎藤みう(23=パナソニック)が、17年ぶりに日本新記録を樹立した。
取材エリアでは感極まり、涙も見せる場面もあった。
「自分の力を出せれば更新できると思っていた。17年間、いろんな選手が(この種目を)やってきて、私がこの位置に立っている。その歴史というか、選手たちの苦労を見てきたし、それを見て、この種目をやりたいと思った。それがつながって、17年ぶりの更新になったと思います」
先人たちへの感謝を口にした。
その上で「高校の時はすごく苦しんだが、ずっと見放さずに…」と周囲への感謝を口にしようとして、涙があふれた。
日体大2年から3000メートル障害を始めたが、道のりは苦難も多かった。
「大学でも信じてくれて。いろんな人のおかげで走ることができた」と言った。
9分24秒72で従来の早狩実紀の日本記録を9秒21更新した。ただ同組6着。各組上位5着に入れず、決勝進出は逃した。「最大限の力は出したと思う。それで差が分かったし、勉強になった。国際大会で勝負する選手、入賞する選手になりたい」と赤く染まった目で誓いを新たにした。【益田一弘】

