陸上男子100メートルで9月の世界選手権東京大会代表のサニブラウン・ハキーム(26=東レ)が13日、東京・大蔵運動公園陸上競技場で中高生対象の短距離大会「DAWN GAMES」を主催した。2年連続2度目の開催となり、約250人の子どもたちを含め、計800人ほどが来場。大会後のトークショーでは「この中から自分と同じ舞台で戦える日を願っています。皆さんと一緒に日本の陸上界を盛り上げていければ」と語りかけた。

かねて子どもたちとの交流活動に尽力。自国開催の世界選手権では会場の国立競技場が連日満員となり、9日間で61万人超が来場した。「陸上を見たことがなかったけれど、足を運ぶといろいろな競技があって楽しかった」などの声も寄せられたといい「これからもいろいろな方に足を運んでもらえるように、頑張っていければという思い。これからどうしていくかが大切。今からが陸上界の正念場」と使命感を口にした。

今季は6月末に発症した右股関節上部の骨挫傷の影響もあり、シーズンベストは10秒31にとどまった。所属先やコーチをはじめとしたスタッフについて「親身になってリハビリに付き合っていただいたりした。いろいろな方の声援や気持ちを胸に日々頑張れた」と感謝しつつ「思うようにシーズンを運ぶことができなかった」と率直に振り返った。

五輪や世界選手権がない来季については「まだ具体的なプランはないけれど、目下の目標はヨーロッパを転戦しながら楽しく陸上競技をしたい。自分の競技力を向上するために試せる良い機会。27年、28年につなげられるシーズンにできればベスト」と捉えている。近年は100メートルに専念していたが「合間をぬって200メートルも出られれば。200のほうが好き。そろそろ出たい。200に耐えられる体になっている」と200メートルの出場の可能性も示した。

胸に秘めるのは「自分自身へチャレンジしていきたい」という思い。「自分が築き上げた結果以上のものが求められる。自分自身に勝つ、以前の自分よりも速いタイムで走れるようにしたい」と誓いを立てた。