<陸上:第82回日本学生陸上競技対校選手権大会>◇第1日◇6日◇東京・国立競技場

 男子やり投げのディーン元気(21=早大4年)が、2年ぶり2度目の優勝を果たした。最終6投目に78メートル95をマークした。

 ただ今季は、4月の6大学対校でマークして以降、記録していない大台には、またも届かず。右脇腹痛も尾を引き、昨年ロンド五輪代表も、今季は世界陸上代表の座を逃した。

 それでも前向きなのがディーン。「悪い状態でも(70メートル)70~80は出せているし、今日の記録は今年のセカンドベスト」と明るい表情で話した。

 今年の残るビッグイベントは、東アジア大会。「そこで80~81メートルぐらい投げれば、今年は80で始まり80で終わる、となりますから」と超プラス思考で、学生最後のシーズンを締めくくるつもりだ。