日本トライアスロン連合(JTU)は21日、ニナー賢治(27=NTT東日本・NTT西日本)が今月1日付けで日本国籍を取得したことを発表した。

ニナーはオーストラリア人の父と日本人の母の間に生まれ、13歳でトライアスロンに挑戦。サッカーなど他のスポーツにも取り組んでいたが、18歳からはトライアスロンに専念。2018年からは日本連合所属としてレースに参戦し、強化指定選手としてW杯や世界シリーズを中心にレースに出場した。昨年の日本選手権で初優勝を果たした後には「オリンピックや世界選手権で代表になりたい」と意気込みを語っていた。

東京オリンピック(五輪)各国・地域の出場枠は男女とも最大3。開催国の日本は、男女各2人と混合リレーの出場が保証されている。五輪延期に伴う新たな代表選考基準について、日本トライアスロン連合は来月15日に行われる世界シリーズ横浜大会を選考対象大会に加えた。16位以内に入った日本勢上位は優先候補となる。代表選手は6月下旬に決める予定。