2011年、12年の決勝の再現となった対戦は、当時連覇した延岡学園(宮崎)がシーソーゲームを制し、69-67で尽誠学園(香川)に勝利した。

 第1Qは延岡学園が、210センチのセネガル人留学生ディオップ・マム・シェッファ・イブラヒマ(3年)の活躍などで、19-17としたが、第2Qに尽誠学園が逆転した。

 第3Qは延岡学園が再びリードを奪うが、第4Qに入ると粘る尽誠学園が再逆転した。ここから延岡学園はパワーフォワードの五代雅己(3年)らがリバウンドを取って、また、ひっくり返し、そのまま逃げ切った。

 シーソーゲームとなったことに、川添裕司コーチは「組み合わせが決まった時からこうなると思っていた。途中で慎重になり過ぎたが、よく勝ち切れた」とホッとした様子。「最後は3年生があうんの呼吸でやってくれた」と上級生らしい戦いぶりをたたえていた。