前回2位で第4シードの昭和学院(千葉)が、100-78で2010年、11年の覇者・札幌山の手(北海道)を破った。

 昭和学院は第1Q、主将のシューティングガード山本由真(3年)の3点シュートなどでリズムをつかみ、29-11と大きくリードを奪った。しかし、第2Qは札幌山の手が反撃。前半を50-39として、折り返した。

 後半は札幌山の手がさらに反撃。第3Q残り3分余りで58-62と4点差に迫ったが、昭和学院は慌てずに、相手に流れを渡さなかった。同Qも終わってみれば74-63で前半のリードをキープ。最終第4Qには山本が100点目となる3点シュートを決めるなどして、点差を広げた。

 4点差の場面で「オフェンスがうまくいかず、ディフェンスも中途半端」と感じた鈴木親光コーチは「自分たちの簡単なミスから相手にやられた。引き締めろ」と指示を出した。すると、山本らが奮起。突き放しに成功した。「勝負どころで良く頑張ってくれた」と鈴木コーチは選手たちをたたえていた。