福島西が第4Qで1点差まで詰め寄ったが、競り負けて同校初の8強進出は果たせなかった。

 56-59で迎えた第4Q残り約3分、相手ボールを奪ったF佐藤京香(2年)がノーマークのレイアップを外し、逆に相手に3Pシュートを沈められ大勢が決した。

 3戦連続チーム最多の19得点だった佐藤は「決めるべきに決められなかった。ふがいない」と目を真っ赤にした。試合終了10秒前には、5月に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で6月末に手術し、1週間前に復帰したF成田ちはる(3年)が今季初めてコートに立った。明大でプレーを続ける成田は「けがをしたときは悔しかったけど、常に笑顔でいることを心掛けた。守備もできないのに立たせてもらった。感謝しています」と話した。