夏の高校総体3位の明星学園(東京)が、小林(宮崎)に75-45で完勝し、ベスト8に進出した。

 明星学園は第1Qを17-10で発進とすると、第2Qを18-4とし、一気に点差を広げた。後半も勢いは止まらず、第3Qも24-13で勝負を決めた。

 明星学園は、楽天ドラフト1位オコエ瑠偉外野手の妹桃仁花(もにか、2年)が攻守に活躍。自身でのゴールのほか、味方に良いパスを出して得点につなげた。昨日は「兄が見ていたら怒られる」と話したが、「今日は走っていたからほめられると思う」と笑った。

 そして、明日の第1シード桜花学園(愛知)戦に向け、「桜花は勝ち方を知っているが、最後は走った方が勝つ」と、この日の出来に自信を得た様子だった。

 椎名真一コーチ(67)は「昨日だめだったので、かなり気合を入れた。(今日負けて)桜花とやれないようではしょうがないので、危機感を持ってやった。桃仁花は良かった。オールラウンドにできる子だが、次は自分で決めきってほしい」と桜花学園戦を見据えていた。