前回準優勝した昭和学院(千葉)が、福岡大若葉を65-40で下し、4年連続17度目の準決勝進出を決めた。

 第1Q立ち上がりは福岡大若葉がリードしたが、昭和学院は開始7分半で10-9と逆転に成功する。同Qを14-11とした昭和学院は、第2Qに引き離しにかかるが、福岡大若葉も粘り、差は広がらない。前半は昭和学院が26-23の3点リードで終えた。

 ハーフタイムでは、鈴木親光コーチ(47)から「ディフェンスリバウンドでいいように飛び込まれていた。それを修正しろ」と指示が飛ぶ。すると、守りが固まり、流れをつかんだ。

 後半はゴール下で構えるエース赤穂ひまわり(2年)へのパスも通るようになり、リバウンドも取ってリードを広げた。

 ベスト4進出にも、赤穂はまず、この日のデキを反省した。明日はいよいよ、昨年の決勝で敗れた桜花学園(愛知)との決戦。「今日みたいなプレーをしていたら、すぐに持ってかれちゃう。だから切り替えていく。足を止めず、走り続けて、動き続ける」と赤穂は全力プレーを誓った。

 鈴木コーチは「やっと挑戦権を取れた。思い切ってぶつかっていきたい。泣いても笑っても、心中する気持ちでいく」と話した。