中部大第一(愛知)の快進撃が止まらない。近大付(大阪)を速攻主体の走るバスケットで圧倒して、初の4強入りだ。

 リバウンドから奪った球を、中村浩陸(3年)や遠藤和希主将(3年)がドリブルで持ち込んでゴールを量産した。2回戦の福岡大大濠(福岡)戦に照準を合わせてきた。疲労はたまっているはずだが、そんなことなど感じさせなかった。

 準決勝では王者明成(宮城)とぶつかる。「勢いでここまで勝ち上がれました。こんな舞台でできるのはうれしい」常田健コーチ(45)。無欲で戦う。