茨城県の主力として9月の国体を制した土浦日大(茨城)が、高校総体2位の桜丘(愛知)に92-77で競り勝ち、14年ぶり9度目のベスト4入りを果たした。

 土浦日大は25-24と1点リードで迎えた第2Q、スモールフォワード杉本天昇(2年)の3連続3点シュートでリズムをつかんだ。第3Qに3点差に迫られても、杉本がまた3点シュートで突き放す。すると、第4Qにはスモールフォワード2枚看板の松脇圭志(3年)が、3点シュートでリードを広げた。

 会心の勝利に佐藤豊コーチ(68)は「21日にOBと本気で(練習)試合をして、(その手応えから)桜丘戦はいけると思っていた」とニッコリ。そして、勝利の立役者をたたえた。「天昇は昨日まで心配だった。宿舎でスタンスや手を出す位置を何度も確認させた。入るまで打て、とやらせて良かった」と舌も滑らかだった。