男子卓球、東京五輪団体金なら1億円-。卓球の日本選手団公式ウエアの発表会見が1日、都内で行われた。今回は五輪、世界選手権で初めて男女で違うメーカーがデザイン。女子は総合スポーツメーカーのミズノ、男子ウエアはヤマト卓球ブランド「VICTAS」に決まった。ヤマト卓球の児玉義則社長(49)は「東京五輪で男子団体が金メダルなら1億円の報奨金を出します」と宣言した。

 従来は男女ともに同じメーカーがデザインしていたが、昨年リオデジャネイロ五輪では水谷隼が銅、団体銀と躍進し、男子の“付加価値”が上昇。今回、日本卓球協会は初めて、男女別で、メーカーに対して入札を行った。

 1億円の報奨金を決めた児玉社長は91年全日本選手権7位の実績の持ち主。「卓球全体を盛り上げたいし、選手のモチベーションも高めたい」と、報奨金の狙いを説明していた。