日本ハンドボール協会は24日、東京都内で評議員会を開き、役員改選を行う予定だったが、現執行部の幹部に対する緊急の解任動議が出たため、次期役員の選出が先送りにされる異例の事態となった。

 関係者によると、紛糾の理由に金銭絡みの問題などが含まれており、混乱が続きそうだ。

 日本協会の役員改選は2年前に渡辺佳英会長が再選され、7期目に入っていた。元日本代表の蒲生晴明氏が副会長兼専務理事を務めている。評議員会では事業報告と決算を承認したが、次期役員選考は時期尚早として見送り、新理事会も開けなかった。

 関係者は「今後のめどは全く立っていない。内情は事務局運営と執行部が絡んだ内紛で異常事態だ」と述べた。