錦織の右手首は古傷で、14年からテーピングを施してプレーするようになった。約2年半、痛みは出ていなかったが、今年3月のマイアミ・オープンで「突然、痛くなった」。4月のバルセロナ・オープンを欠場し、5月のマドリード・オープンで復帰したが、準々決勝で痛みが再発し棄権。その後は、少し治まっていた。

 今回の休養で、14年9月8日から死守してきたトップ10から陥落するだけでなく、大幅に世界ランクを落とすことになる。09年に右肘手術でツアーから約1年間離れた際は、一時世界ランクが消滅した。しかし、復帰半年後にトップ100に戻した経験を持つだけに、再現が期待される。