新体操世界選手権で団体総合銅を含む過去最多4つのメダルを獲得した日本代表「フェアリージャパン」が5日、開催地イタリアから帰国し、都内で会見を行った。

 団体主将の杉本早裕吏(21=日体大/みなみク)は「ここからが勝負。強豪国になれるよう、日本らしさを出して東京五輪へ向かっていきたい」と今後の抱負を語った。

 42年ぶりの団体総合メダルの快挙だが、喜びに浸る間はない。山崎浩子強化本部長(57)は「やっと東京に向けてスタートラインに立てた。今回の結果はもう過去の栄光。未来の栄光に向かって頑張っていきたい」と話した。9月17日には、毎年行われる団体トライアウトを実施し、今回のメンバーも参加。再び10人前後に絞られる。山崎強化本部長は「(今後も)毎年行う。いい選手がいればチェンジしていく」とメンバー争いの激化を期待した。