ショートプログラム(SP)2位スタートの紀平梨花(15=関大KFSC)が119・09点の合計185・81点で3位に入り、12月に名古屋で開催されるジュニアGPファイナル進出を決めた。日本女子で唯一となり、残りの5選手は全てロシア勢となった。

 昨年9月のジュニアGPシリーズ・スロベニア大会で女子7人目のトリプルアクセル(3回転半)を決めた紀平は、この日も冒頭で大技に挑戦。着氷が乱れて減点となったものの、潜在能力の高さを見せつけた。演技最終盤のステップなどに課題を残したが、2戦合計ポイントの上位6人に滑り込んだ。

 紀平は2002年7月21日生まれ。現在は15歳になっているが、7月1日時点で満15歳の条件に満たさず、18年平昌五輪には出場できない。それでも全日本ジュニア選手権、ジュニアGPファイナル、世界ジュニア選手権の3冠を最大の目標に掲げており、22年北京五輪に向けて飛躍の年にする。