2年ぶり5回目の出場の安城学園(愛知)が、1、2回戦で強豪を破って波に乗る就実(岡山)を破り、準々決勝に進出した。

 前半開始早々、安城学園は激しいマンツーマンディフェンスを敷いて相手にプレッシャーをかける。就実はファウルを多発してしまいリズムに乗りきれない。

 安城学園は高さでも優位に立った。身長182センチのU16日本代表野口さくら(2年)、2回戦でチーム最多得点をたたきだしたSG千葉暁絵(3年)を中心に、アウトサイドからのシュートのセカンドボールを拾って次々と加点していく。

 前半戦を11点差リードを折り返した安城学園は、一度も相手にペースをつかませることがないまま20点差で完勝した。

 「相手チームの動きに合わせた細かいディフェンスができてきた。明日もコート全体を使う平面バスケットで挑みます」と、金子寛治コーチ(50)は次戦を見据えていた。