日本スケート連盟は30日、スピードスケートの平昌(ピョンチャン)冬季五輪代表として、女子は500メートルと1000メートルで金メダルが期待される小平奈緒(相沢病院)や1500メートルなど4種目に出場する高木美帆(日体大助手)ら8人、男子は4度目の五輪となる500メートル日本記録保持者の32歳、加藤条治(博慈会)ら8人を選んだ。

 今季世界記録を連発する女子団体追い抜きは高木美、姉の高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)、菊池彩花(富士急)がメンバーとなった。

 女子は小平、高木美らが複数種目で出場権を得たため上限の10人に達しなかった。前回ソチ五輪代表は男子7、女子10だった。

 30日は長野市エムウエーブで五輪代表選考会最終日が行われ、女子5000メートルは押切美沙紀(富士急)が7分10秒68で1位、高木菜が2位だった。日本が五輪出場枠を確保していない男子1万メートルは日本記録保持者の土屋良輔(メモリード)が1位だった。

 五輪代表は以下の通り。

 ▽男子 長谷川翼、ウイリアムソン師円(以上日本電産サンキョー)山中大地(電算)加藤条治(博慈会)小田卓朗(開発計画研究所)中村奨太(ロジネットジャパン)土屋良輔(メモリード)一戸誠太郎(信州大)

 ▽女子 小平奈緒(相沢病院)郷亜里砂(イヨテツク)神谷衣理那(高堂建設)高木美帆(日体大助手)菊池彩花、押切美沙紀(以上富士急)佐藤綾乃(高崎健康福祉大)高木菜那(日本電産サンキョー)