フィギュアスケート女子で2月9日開幕の平昌(ピョンチャン)五輪に出場する坂本花織(17)が11日、神戸市内のリンクで練習を公開した。1月24日開幕の4大陸選手権(台北)で2連覇を狙う三原舞依(18=いずれもシスメックス)と一緒に、元気な姿を披露した。

 坂本は昨年12月の全日本選手権後、元日だけ休みのスケジュールで「(12月)31日の朝の練習が終わって、(1月)1日まで寝続けていました」とニッコリ。この日は失敗したら音楽が止まり、演技冒頭からやり直す「曲止め」を通常通り行った。ジャンプやスピンのミスでやり直すシーンも多かったが、滑り込みながらノーミスで通す場面が増え「(昨年11月のグランプリシリーズ)スケートアメリカ、全日本と210点を超えている。2回だとまだまぐれかもしれないけれど、3回連続でできたら本物だと思う」と4大陸選手権やその先の五輪を見据えた。

 平昌五輪代表入りはならなかったが、4大陸選手権で2連覇が懸かる三原は「友達や学校の先生から『2連覇を目指して頑張って』と言われて、1年があっという間だと思いました。今シーズンの集大成なので、ショートプログラム(SP)とフリーで目指している演技をして、来シーズンにつなげていけるようにしたい」と意気込んだ。