日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は1月31日、昨年9月の競泳の日本学生選手権のドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示した男子で明治大4年の川崎駿(21=アクラブ調布)が7カ月の資格停止処分となったと発表した。日本水泳連盟によると、国内の競泳選手の薬物違反確定は初めて。処分は昨年9月21日から適用される。

 興奮作用のある禁止物質は服用したサプリメントに含まれていたが、製品のラベルには記載されていなかった。処分を決定した規律パネルは重大な過誤や過失が認められなかった点や、最初の違反であることなどを考慮した。日本水連は「今後このような事案が発生することのないようにアンチ・ドーピング活動をより充実させ、選手への啓発活動を徹底してまいります」とのコメントを発表した。