米アメリカンフットボールNFLの“決勝戦”スーパーボウルが4日(日本時間5日)、ミネソタ州ミネアポリスのUSバンク・スタジアムで行われる。

 今年はニューイングランド・ペイトリオッツ(AFC)とフィラデルフィア・イーグルス(NFC)が対戦する。

 それにちなみ、ヤフー電子版は「アメリカンフットボールと野球の両方をプレーした選手のドリームチーム」を発表した。懐かしい名前もあり、興味深いので紹介したい。

 ▼投手 ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)=ノートルダム大ではワイドレシーバー(WR)として活躍。そのキャッチぶりを見ただれもが、サマージャがNFLへ進み、成功すると思ったという。

 ▼捕手 トム・ブレイディ(NFLペイトリオッツ)=あのバリー・ボンズと同じサンフランシスコ近郊のジュニペロ・セラ高校卒。左打ちの強肩捕手で95年の大リーグドラフトでエクスポズから18巡目で指名された。

 ▼一塁手 トッド・ヘルトン(元ロッキーズ)=テネシー大では先発QBだったが、ケガをしている間に先発したペイトン・マニング(元NFLブロンコス)が活躍し、ポジションを奪われた。

 ▼二塁手 ジャッキー・ロビンソン(元ドジャース)=UCLAでは野球、アメリカンフットボール、バスケットボール、陸上で優秀選手として表彰された。大学4年時にはアメフットでパス、ラッシュ、得点、パントリターンすべてでチーム1位を記録した。

 ▼三塁手 チャック・ドレッセン(元レッズ)=1920年にディケーター・ステイリーズ(後のシカゴ・ベアーズ)でアメフット選手としてプレー。25年にはレッズでメジャーデビューを果たした。

 ▼遊撃手 ジョニー・マンジール(元NFLブラウンズ、現FA)=テキサスA&M大1年時にハイズマントロフィー(MVP)を獲得したQB。大学では野球はプレーしなかったが14年MLBドラフトでパドレスから28巡目指名された。

 ▼左翼手 ボー・ジャクソン(元ロイヤルズ、NFLレイダーズ)=アメフットではランニングバック(RB)。並外れたスピードとパワーで絶頂期には野球とアメフットの両方で最もダイナミックな選手とされていた。

 ▼中堅手 ディオン・サンダース(元ブレーブス、NFLファルコンズ)=ワールドシリーズとスーパーボウルの両方でプレーした唯一の選手。アメフットでは主にコーナーバック(CB)を務めた。92年10月11日にはファルコンズの試合に出場した後、ヘリで移動し、ブレーブス戦にかけつけた。

 ▼右翼手 ブライアン・ジョーダン(元カージナルス、NFLファルコンズ)=88年MLBドラフト1巡目でカージナルスから指名され、翌年のNFLドラフト7巡目でビルズから指名された。アメフットではセーフティーとしてプレー。

 ▼指名打者 フランク・トーマス(元ホワイトソックス)=オーバーン大にはアメフットの奨学金で進学。ポジションはタイトエンド(TE)。しかしケガもあり、途中からは野球に専念。