東京Aが59-56で山形に競り勝ち、6年ぶりの決勝進出を決めた。

 準決勝もう1試合は、岡山が63-45で徳島を下し、初優勝した第28回以来3年ぶりの決勝に進んだ。

 東京Aは前半、25-26と山形にリードを許した。しかし、第3Qを逆に6点差をつけて終えると、最後まで試合の主導権を握った。勝負の第4Qは、4番の新井翔太(実践学園2年)が要所でシュートを決めた。鮮やかだったのは残り32秒5でのミドル。58-53として勝利を確かなものとした。

 森圭司コーチは「新井は勝負強さと独特のリズムがある」と、その活躍をたたえた。チームに関しては「最初硬かったので、前半終わったところで”シンプルにファイトを見せて”と鼓舞した」という。それが後半の逆転勝ちにつながった。

 また「ひとつ」階段を上がった同コーチ。決勝では「お互いの距離感、スペースを大事に1対1を作る」ことで、勝利をたぐり寄せる構えだ。