EXILE THE SECONDが、全日本柔道連盟とタッグを組んで応援ソングを担当することが決まり、14日、都内で会見が行われた。

 黒木啓司(38)と、柔道男子日本代表の井上康生監督(39)が同じ宮崎出身。EXILEが、フジテレビ系リオ五輪中継のテーマ曲「Joy-ride~歓喜のドライブ~」を担当したことがきっかけに、同年雑誌「月刊EXILE」で対談するなど交流を深めて、柔道界にとっては初めてとなる今回のプロジェクトに発展した。

 黒木は「EXILEで、これまでもいろいろなスポーツと関わらせていただいて、もっとスポーツを盛り上げていきたいと考えています。東京五輪に向けて、もっと選手たちが盛り上がったりするのはどうしたらいいのか? と考えたときに、新らしい化学反応を目指して、新たなエンタメうまれるといいなと思いました」と話した。

 応援ソングは、最新アルバム「Highway Star」に収録の「日昇る光に~Pray for Now~」。作詞作曲を担当したSHOKICHI(32)は「過去1番くらいのプレッシャーを感じましたが…。井上監督ともディスカッションして、『自他共栄』という言葉をいただいて、柔道は個人の戦いだけどチーム戦と聞いて、日本の誇りを持って戦いに行くというところに感銘を受けて、テーマにしました。力強い応援ソングにはできたと思います」と胸を張った。

 男女とも、代表選手はすでに同曲を聞いているといい、井上監督は「黒木さんと話している選手の顔は、僕が監督をしている6年間で見せたことがない柔らかい表情をしていた。少し前まであった『スーパー一本』級に感謝しています」。同女子の増地克之監督(47)も「選手の中にもEXILEさんのファンがいる。黒木さんが来た瞬間に、選手のモチベーションも上がって、できれば特別コーチに置きたいくらいです」と笑顔で明かした。

 今後、同曲は柔道の大会やテレビ放送での使用が検討されているという。2020年の東京五輪に向けても、SHOKICHIは「カコイチ(過去で1番)のメダルを期待してます! 僕らも本気で応援したい」とエールを送っていた。