バスケットボールのB2山形ワイヴァンズは13日、小野寺龍太郎氏(36)の新ヘッドコーチ(HC)就任を発表した。宮城・気仙沼市出身で、5月までB2信州ブレイブウォリアーズを指揮。現役時代はさいたまブロンコス(現B3埼玉)でプレーした。引退後は4チームでHCを歴任し、「ディフェンスを主体にしてB1で戦える土台を作りたい」と就任1年目からプレーオフ進出を目標に掲げた。

 伝説上のドラゴン「ワイバーン」を愛称にする山形に、新たな「龍」が加わった。小野寺氏は今季、信州では中地区5位に終わったが、25勝35敗は東地区3位の山形と同率。計4227失点はB1復帰を決めた秋田に次いでリーグ2位の成績を残した。敵将として山形とも対戦して1勝1敗。「やりづらさは感じなかった」と個人技に頼っていた点を指摘した上で、「チーム一丸で高いところを目指していきたい」と、「昇り竜」の意気込みを示した。