女子55キロ級で昨年世界選手権銀メダルの向田真優(20=至学館大)が、全日本選手権に続き優勝し、10月の世界選手権(ブダペスト)代表入りを決めた。決勝は序盤から得点を重ね、五十嵐彩季を退けた。

 向田が雪辱への切符を手にした。決勝では大先輩の吉田沙保里(35=至学館大職)がセコンドにつく中、序盤から攻めて得点を重ね9-0で圧倒し、成長の跡を見せた。16年世界選手権を制したものの、昨年は銀メダルに終わっており「憧れの人がセコンドについてくれて心強かった。世界選手権につなげられた。今年は絶対に優勝したい」と決意を新たにした。