1次リーグB組で世界ランキング2位の日本は、同9位イタリアとの開幕戦を9-0で6回コールド勝ちした。2大会ぶりの優勝に向けてまずは1勝を手にした。

 1回裏、先頭の1番山田恵里外野手(34=日立)が甘く入った初球、外角の直球を左方向へ運んで左越えの先制のソロ本塁打。3回裏にも長崎望未外野手(26=トヨタ自動車)の適時打などで3点を追加する。6-0で迎えた6回裏無死一、二塁。3番山崎早紀外野手(26=トヨタ自動車)の3点本塁打でコールド勝ちを収めた。

 投げては先発した上野由岐子投手(36=ビックカメラ高崎)が4回を投げ8奪三振。2番手藤田倭投手(27=太陽誘電)とともに完全投球の無安打リレーでイタリア打線を抑え込んだ。

 先制本塁打を放った山田は「何とか最初に勢いづけたかった。本塁打でいい流れを作れた」と満面の笑みを浮かべた。上野は「まだ試合勘がなくて、結果としてうまく空振りが取れた」と自身の内容については満足していなかった。初戦をコールド勝ちで発進し「他のチームにも日本の強さを感じてもらえる試合を続けたい。決勝に向けてコンディションを上げていきたい」とさらなる高みを見据えた。

 1次リーグ第2戦は3日、ボツワナと対戦する。