2020東京大会組織委員長の森喜朗会長と武藤敏郎事務総長が4日、ブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)理事会にビデオで参加した後に取材に応じた。理事会には聖火リレーや開閉会式、ボランティア募集開始など準備状況を説明。順調な進捗(しんちょく)が評価されたという。

また、経費面ではテスト大会の効率化や会場など施設の借用期間を短縮するなどで2200億円あまりを削減したとも報告。武藤総長は「大変素晴らしい、と評価された」とした。もっとも、削減は昨年12月に公表した予算計画第2版の1兆3500億円からではなく「これまでの取り組みの積み上げ」で、何からの削減なのかは不明。今年12月に予定される第3版についても「何とか1兆3500億円の中に抑え込む」と話していた。