女子個人形でジャカルタ・アジア大会金メダルの清水希容(24=ミキハウス)が決勝に駒を進めた。

緊張感のある母国開催でも、世界ランキング2位の実力を存分に発揮した。2回戦から登場して、準決勝までの4試合を全て5-0と危なげない内容。「硬い部分もあったけど稽古に近い状態でできた。持ち味の気持ちの強さを出せた」。準決勝では今年から稽古し始めた新しい形「チバナ・クーシャンクー」で勝負した。低姿勢で足腰に負担がかかるが、世界のトップと戦うために引き出しを増やした。

中1日で14日に行われる決勝では、得意の形「チャタンヤラ・クーサンクー」で優勝を狙う。「私にとってチャタンはいちばん向き合ってきた技」。最高の結果で11月の世界選手権(11月8~11日、スペイン)に弾みをつけたい。