女子団体総合決勝で、日本は合計160・262点の6位に終わり、3位までに与えられる20年東京オリンピック(五輪)団体の出場権獲得はならなかった。パワハラ問題や、主力杉原愛子(19=朝日生命)が欠場するなどのトラブル続きの中で奮闘したが、力及ばなかった。米国が171・629点で4連覇。ロシアが162・863点で2位、中国が162・396点で3位だった。
3位との差は2・134点。試合後、主将の寺本明日香(22=ミキハウス)は目を潤ませながら「私のところで2点落としている」と悔やんだ。跳馬では踏みきりでタイミングが合わずに失敗し、12・700点と得点は伸びず。その失敗で「頭が真っ白になり、すごい焦ってしまった」。得意の段違い平行棒でもミスを重ね、12・833点にとどまった。
トラブル続きで大一番を迎えた。8月、代表候補だった宮川紗江(19=高須クリニック)が、監督である塚原千恵子強化本部長をパワハラ問題で告発。9月には、代表候補も辞退した。第三者委員会の調査結果が終わるまで塚原氏は職務停止となり、代わりに田中光氏が代行監督に就任した。寺本は「キャプテンとしてやるべきことをやるだけ。いつも通り臨む」と毅然(きぜん)とチームをまとめてきた。
だが、さらに不運が重なった。村上茉愛(22=日体大)、杉原の主力2人が故障。不安を抱えたままドーハに入った。7月末に右足首靱帯(じんたい)を部分断裂し、全治3カ月と診断された村上は調子を上げてきたが、まだ着地時の痛みは残っていた。現地入りしてから足首をかばって、すねも痛め、予選の床運動後は足をひきずっていた。腰痛を抱える杉原は痛み止めや座薬を施したが、状態はあがらず予選、決勝ともに欠場。戦略上、梶田も外れ、決勝は村上、寺本、畠田瞳(18=セントラル目黒)の3人で全4種目を通した。
6位の結果に、村上は「日本の強みである粘り強いところが出し切れなかった。誰かを責めるというのではなくて、全員が全員もっと強くなれば勝てるところにいける。自分ももっと拾える点数がある」と反省した。「メダルに届く位置にはいる」。来年の世界選手権、さらに20年東京五輪でのメダル獲得へ「この悔しい経験を生かしたい」と前を向いた。


