表彰台に立てば4年連続のGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)進出が決まる宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が92・49点をマークして首位発進した。

今季の新SP「天国への階段」を大観衆の前で演じ、冒頭の4回転フリップは着氷。だが、安定感のある4回転トーループで転倒し、場内から「昌磨~!」とエールが送られた。最後のトリプルアクセル(3回転半)を着氷させ、終盤は不規則なリズムの音楽をステップで表現。演技後は苦笑いした。

「(ジャンプの失敗は)思い切りいった結果。試合に関しては心残りはない」と話す一方で「失敗が心残り。気持ちをリセットして、強い気持ちでフリーに臨む」と、強い決意を口にした。GP第2戦スケートカナダは合計277・25点で2連覇。GPファイナルへ、10日のフリーでの好演技で弾みをつけたい。