世界9位の錦織圭(29=日清食品)が、16年2月のメンフィスオープン以来、約3年ぶりのツアー優勝に王手をかけた。

同40位のジェレミー・シャルディー(フランス)に6-2、6-2で勝ち、18年10月のエルステバンクオープン以来、ツアー通算26度目の決勝に進出した。主な一問一答は次の通り。

-最高に納得いくプレーだったか

錦織 ディミトロフと、今日の試合はほとんど完璧。特にサーブとリターンが、すごく素晴らしかった。言うことなし。

-リターンがカギと言っていたが

錦織 ディミトロフ戦の時よりも返せていたと思う。セカンドセットになって、徐々に(タイミングが)合ってきて、さらに良かった。

-サーブは、この日も第1サーブが70%も入った

錦織 18年の12月の時に、そんなにいいわけではなかった。だから、若干、自分もびっくりはしている。すべてのことがうまくいっている。ファーストが入るのと入らないのではだいぶ違うので、あらためて、大事だなと感じている。

-決勝で戦うかもしれないメドベージェフとツォンガの印象は

錦織 ツォンガは、やはりフォアがすごい。ケガをして戻ってきたが、いまだにサーブとフォアは最大の武器。メドは、完成されつつある選手。弱点がない。上に上がってくる、すべてのものを持っている。

-明日の決勝は、どういう気持ちで挑むか

錦織 特に変わったことはしないと思う。いつもどおり戦うだけ。今週、いいプレーができているので、自信を持ってのぞみたい。

◆WOWOW放送 12月31日~1月6日。男子は連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信中。女子は大坂なおみの試合をハイライトで放送。