男子シングルスは昨年王者の張本智和(エリートアカデミー)が8強に駒を進めた。

張本は男子シングルス5回戦で負けを覚悟した。3-3で迎えた最終ゲームは、1-6と大きく離され「負ける準備をした」と話すほど。しかし、4-7から7連続得点で逆転勝ちした。コーチの父宇さんとタイムアウトで「この点差では技術より気持ち。粘るしかない」とアドバイスを受け、吹っ切れた。「なんで勝てたのか分からないぐらい。でも、この粘り勝ちが次につながる」と、2連覇への好材料とする。