株式会社ユニクロは都内で会見を開き、19年1月から22年末までの4年間、スウェーデンオリンピック委員会とパートナー契約を結んだことを発表した。

20年の東京五輪・パラリンピックと22年北京冬季五輪・パラリンピックに参加するスウェーデン代表選手にユニホームやウエアを提供する。

ユニクロは、昨年8月にストックホルムに1号店をオープン。スウェーデンの文化の中心となる街にブランドを展開し、交流をはかってきた。一方でスウェーデンオリンピック委員会は、東京五輪に向け、新たなパートナーを選出するにあたり、日本との長期にわたる良好な関係からユニクロにオファーを出した。

「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「スウェーデンの先進国としてのあり方、美意識の高さに感銘を受けた。選手をしっかりサポートして、新しい服のあり方を次世代に発進していきたい」と語った。

柳井氏と一緒に会見に臨んだスウェーデンオリンピック委員会CEOのピーター・レイネボ氏は「(ユニクロの)製品の効能や価値に深く感動した。東京五輪では最大限努力をしてユニホームを着て、最高の結果を出せるようにしたい」と喜びを語った。

選手には東京五輪で開会式、閉会式、競技中、余暇時間に着用するものを提供。しばらくは現在既存のアイテムを提供するが、今年中に新しい専用のデザインを開発し、選手に提供する。