世界7位の錦織圭(29=日清食品)が接戦で敗れた。同14位で、今季最多の24勝を挙げているメドベージェフ(ロシア)に4-6、6-3、5-7のフルセットで敗退。16年以来、4度目の決勝進出はならなかった。しかし、ともに非常に高いレベルでのプレーで、錦織は、敗れたとはいえ、この数大会のスランプは完全に脱した。

錦織は最終セット2-0リード。しかし、第4ゲームで追いつかれ、一進一退の攻防となった。惜しむらくは4オールから握った相手のサーブでのブレークポイントだ。相手が第2サーブでネットに出る横を、得意のバックのリターンで攻めたが、わずかにラインを割った。そのチャンスを逃すと、5-6からの自分のサービスゲームを落とし、力尽きた。

次戦は5月5日開幕のマスターズ大会マドリードオープンの予定だ。