【ブダペスト=三須一紀】日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長が28日までに取材に応じ、世界選手権個人戦の女子ダブルスで銅メダルを獲得した佐藤瞳(21=ミキハウス)を、来年の東京オリンピック(五輪)に向けたダブルス要員として今後のワールドツアーで石川佳純(26=全農)、伊藤美誠(18=スターツ)と組ませる計画を明かした。

東京五輪の出場選手は、来年1月のシングルス世界ランク上位2人がシングルス代表に、団体戦代表の3人目を強化本部推薦で決める。佐藤は同ランク13位で日本人4番目のため、試す必要性があるという。

宮崎氏は「カットマンと前陣の選手がダブルスを組むこと自体は難しいことではない」と説明。ただし、カットマンは試合のペースがスローになるため、「前陣の選手がスローペースのダブルスの影響で、シングルスの調子を崩すようだったら問題があるので、まずは代表合宿で試してから」とも語った。