男子サーブル団体で世界ランク12位の日本が、同9位の中国を45-39で破って3位となった。

表彰台は、2位だった14年大会以来5年ぶり。準決勝で敗れた同1位の韓国に善戦するなど、20年東京オリンピック(五輪)に向け自信を深めた。女子エペ団体は2年連続で4位だった。

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目標の優勝は逃したが、確実に自信を得た大会になった。準決勝の韓国戦では一時リードを奪うなど、中盤まで試合の流れをつかんだ。37-45で敗れたが世界王者を苦しめ、3位決定戦で昨年のアジア選手権王者・中国を破っての表彰台。主将の島村は「韓国とも接戦ができ、世界ランクが近い中国を倒せたのは大きい。今までにない手応えをつかみました」と表情は柔らかかった。

男子サーブル団体は16年リオデジャネイロ五輪では実施されず、東京で12年ロンドン以来の実施となる。それだけに島村は「当然、東京五輪で金メダルが目標。今日の結果は勢いに乗れる」と前向きだ。団体枠は大陸別ランク1位で獲得できる。成績が同ランクに反映される次の大会は、7月の世界選手権(ハンガリー)。「強豪国を倒してさらにポイントを高めたい」と主将は意気込んだ。