ソフトボール女子日本代表のエース上野由岐子(37=ビックカメラ高崎)が29日、群馬・高崎市内でジャパンカップ国際女子大会(30日開幕)を前にした公開練習を行った。4月に打球を受けて顎を骨折。全治3カ月の診断を受けていたが、今月23日から代表合宿に参加している。この日は笑顔でノックを受けるなど軽快な動きを見せた。

上野は「合流するまでもってこられた。(けがは)時間が解決してくれるものと思って、特に焦りはなかった。投げるだけなら特に不安はなく。(恐怖感は)今はないですが、やってみないと分からないです。率直なところ、まあ大丈夫かなと思ってます」と口にした。

宇津木監督は、上野について「4月よりもいい感じ。変化球はほぼパーフェクトの状態。ただ打球でけがをしたので、少し投げながら様子を見て。できる勝負だけをさせたい」と慎重な姿勢。30日のチェコ戦で中継ぎとして起用する可能性を示した。